ゴールデンレトリバーは本来ハンドラーと共に撃ち落とされた獲物(鳥・小動物)を回収するための犬です。
Working Testはそれを模した競技です。
これはSingle Marking(投げられた1本のダミー(模擬獲物)を回収する)の動画です。一番シンプルなコースです。
スタートの合図まで静かにノーリードで待ち、意欲を持って回収作業にあたります。
落ちたダミーの場所をスタート位置から把握し(マーキング能力)、アップダウンのある土地を走りながらでもその付近に到達し、ダミーのニオイを鼻で取り、ダミーを見つけたらソフトマウスで素早く回収し、安定したデリバリーでハンドラーにダミーを渡します。
フィールドでは無駄な動き・コマンドは減点ですが、必要なコマンドを必要な時に出さないことも減点となります。
いかにエレガントに、フィールドを汚すことなく作業ができるか、そしてハンドラーは遠隔で犬を助けながら1つの作業にあたります。
動画は私とCh.Cujam of Astrum JP。
*会場は貸切フィールド*
ワーキング能力を維持することは、ゴールデンレトリバーという純血種が作られた意味において、とても大事な事です。
昨今レトリーブすらできないゴールデンが増えているため、ヨーロッパの一部ではワーキング能力のテストをした上でパスできなければブリーディングライセンスが得られない(繁殖に使ってよい許可が得られない)というシステムを採用している国もあります。
2015年よりGundog Retrieve Trial Association競技会に初参加、ノービスクラス2位を獲得してから常に入賞し、フィールドタイプのレトリバーたちの中、オープンクラスでも入賞するなど素晴らしい成績を収めてきました。日本のゴールデンのショーブリーダーとして、ガンドッグ競技に参加しているのは当犬舎だけです。また、継続的に英国のジャッジからレクチャーを受け、ジャッジとしても参加しています。
Astrumは2017年度GRTA理事(Gundog Retrieve Trial Association)を務めました。2019年度〜2024年度JGS(Japan Gundog Society)副会長理事を務めています。
当犬舎の犬たちは、ガンドッグとして非常に優れた能力を発揮しています。