審査員試験の意義

今回は少し真面目なブログを書いてみようと思います!

ただね、私文系でないので文章を書くのがあまり得意ではないんですよね。。。

 

またまた審査員試験が迫ってきたのですがw。

審査員試験を受けてきて、ゴールデンでない他の犬種を勉強することが、よりゴールデンへの理解を深める、と以前書いたことがあります。

きっと??と思われる方も多いと思います。

「ゴールデン専門だから他の犬種は関係ない」

そう考えている方がいたら、それは非常にもったいないです。とかいう私も昔はそうでした。

でも、他犬種をジャッジの試験で学び始めて、実はゴールデンを理解する最大の近道だと思います。

 

たとえば・・・

同じガンドッグに分類されるポインターやセッター(7グループですが)彼らの鋭い反応性や獲物に対する執着心、仕事の違いでゴールデンの「ソフトマウス(獲物を傷つけずに咥えて運ぶ口のこと)」や「犬に対する並外れた同調性」がいかに特殊で尊い改良の結果であるか際立ってきます。

 

白の中にいるだけでは白の美しさは分かりません。黒や赤を知ることで白の輝きが際立ちます。

 

ボルゾイを連想させるゴールデンぽい犬がいたとします。

なぜあなたはそのように思ったのでしょう?

(以下、ジャッジとしての正確な表現でなく、わかりやすい書き方・単純化をしています)

 

 

ボルゾイって背中が丸まって凸型ですね。お顔もほっそりとしていて。でも、コートはそんなに長くないですし、結構天然パーマみたいにくるくるしてます。足も長いし、股も切れ上がっているようなシルエットです。

 

対してアメゴル英ゴルの差はあれど、ゴールデンはどうでしょう。背中はまっすぐでお顔はフレンドリーで穏やかで、しっかりとした幅もあります。コートは長く、せいぜいウェーブがかかった程度でテンパまではいきません。足は体の長さに比べると短めに見えるでしょう。お腹の切れ上がりはそんなにありません。同じレトリバーで言うと、フラットよりやや重たい感じでラブより軽い感じがしますよね。

 

なぜゴールデンはそういうお顔で体になっているのでしょう?犬種標準(スタンダード)が決めてるから?違います。理由がなけれなそう決まりません。

 

重たい鳥(game)を運び(保持できる頭部)、鳥は食用にするため運ぶときに傷んではいけません(バウンドしない一定の高さに保持できるボディ。なのでゴールデンはトロッターです)。

 

ここにたとえばボルゾイの知識が加わると・・・ギャロップで雪原をものすごいスピードで走ります(ボルゾイの凸型のシルエットは、体をギュッと縮めて伸ばすギャロッパーとして足をその空間に収納します)。細いお顔はその時の空気抵抗を減らします。ゴールデンはそんなスピードでは走りません。

これを知ると、ボルゾイのスタンダードとの対比で、よりゴールデンのスタンダードが浮き上がって理解しやすくなりませんか?

パッとみて、その犬種だとわかるのは一番大事なことです。

なんとなくのその犬種のイメージがついているからできることですが、シリアスブリーダー・ジャッジは、なぜ、どのようにを明確に口頭で説明できなくてはいけません。

 

「他を知ることは己を知ることに他ならない」と思っています。

私たちシリアスブリーダーは、純血種を正しく後世に残していくために、そして自分のエキスパート犬種への知識をより深めるためにジャッジの目を持つべきだと思っています。

(ヨーロッパのトップブリーダーたちはほとんどジャッジライセンスを持っています)

 

ので、また今年も頑張って勉強します。。。今年はスピッツ系とかを受けようと思います。あと少しで全犬種制覇・・・いや、まだ結構残ってるかなw。

今年もイギリスで行われるCruftsに行って、ゴールデンだけでなく他の犬種の勉強もしてくる予定です♡